本学では、「東北ルネサンス」を掲げ、日本文化の再生を目指しています。
本学が目指す新たな歴史観の構築や、新たな芸術文化の創造を、東北の地から日本全国へ、さらには世界に向けて発信することを包含し、三つの精神に基づき「伝統館」を運用しています。
?教育の精神
?研究?創作の精神
?地域貢献の精神
授業での活用のほか、芸術家などの公演を通じて、日本、アジア、世界に向けて芸術文化の発信を行うなかで、学生の芸術的感性と創造力を育んでいます。
また、実験的芸術の実践の場として、さまざまな表現方法の研究を通して、学生や教職員の精神世界?芸術世界の可能性を探究しています。さらには地域の方々に向けて、幽玄な能楽の世界を堪能いただける機会として、毎年5月に薪能(たきぎのう)を開催し、地域社会における芸術文化の向上に貢献しています。
本学では、水上能楽堂「伝統館」の完成を機に、学生のみならず、地域の皆様に幽玄なる能楽の世界を鑑賞いただく機会として、「薪能」を開催しています。
木々の若葉が鮮やかさを増す5月中旬、日本を代表する能楽師、観世銕之丞氏、山本東次郎氏らをお招きし、能と狂言を演じていただいています。
山々が夕陽に染まる頃、水上にかがり火が灯されます。能楽堂にはパチパチと薪が燃える音と演者の発声だけが響き渡り、水面に映るかがり火と相まって、約400名の鑑賞者は、まるで空想の世界にいるような空間で能楽の魅力に引き込まれます。
東北芸術工科大学 地域連携推進課
TEL:023-627-2168 FAX:023-627-2081